人間 VS AI ~AIに負けるなわが子よ~

子育て・コーチング

人工知能プロジェクトの「ロボットは東大で入れるか」で知られる新井紀子さんの『AIに負けない子どもを育てる』という本を読みなおしました。

人間がAIに勝てるところは読解力だが、それすらも負けているとなかなか絶望的なことも書いているわけですが、ではどうしたらいいのかということが書かれているのが本書です。

その中で、幼児期にどのようなことができるのかということも書いてあったので、自分の子育ての備忘録としても今回の記事を書こうと思いました。

いくつかあったのですが、その中で自分なりに厳選して4つほど、自分の考えを踏まえて紹介します。

AI、AI言われておりますが、その中で上手く活躍できるように育てるためにはどうしたらいいのか・・・一助になれば幸いです。

大人の会話を聞かせよう

まずは「身近な大人同士の長い会話を聞く機会を増やすこと」です。

うちの子は2歳ですが、結構おしゃべりが好きで、常に喋るか歌うかしています。幼子だからといって、意外に親の喋っていることは聞いているみたいで、かなり真似をして話します。

内容を理解できている訳ではないと思いますが、会話の多い家庭と少ない家庭で触れる言葉の数はかなり変わってくるはず。それが、将来の国語の能力につながるのは、想像しやすいと思います。

それに、意図的にでも夫婦の会話を増やすことによって、夫婦関係そのものが向上するという相乗効果も望めます。(けんかは駄目ですよ(笑))

無限絵本地獄

うちの子は絵本が好きで、同じ本を何度も読んでとせがみにきます。新井氏がいうには、この繰り返しの読み聞かせもよいみたいです。これが読書週間にもつながってきますし、絵本が知育にいいというは昔から言われていることです。

ただ、本当に何度も同じ本を読まされ、挙句の果てには、絵本の主人公の名前を他の名前に変えて読めと高度な注文もつけてくるので、私たち夫婦はつねに恐れ、この役割をなすりつけあっています。これを我が家では無限絵本地獄と名付けているとかいないとか・・・

大人にとっては同じ絵本の読み聞かせは苦痛ですが、子どもにとってはこれがおもしろいようです。いかに親が忍耐力をもって、付き合ってあげることができるか。わが子将来のため、ここは心を殺してがんばろうと思います・・・

じっくり観察させる

道に落ちている葉っぱ、道端に生えている猫じゃらし、家に転がっているなぞの部品。子どもは様々なものに関心をもちます。この観察をする時間をしっかりととってあげることも大切だと書かれています。

特に、小さな自然を観察させることがよいそうです。水が高いところから低いところに流れること、月の満ち欠けがあることなどです。これを子どもが満足いくまでしっかりと時間をとって観察させてあげるのです。どうしても大人は時間に追われることがあるので、子どものそうしたゆったりとした時間を確保してあげられないことが多いですが、可能な限り一緒に興味をもってあげたり、待ってあげたりするように心がけたいです。

他の子どもと遊ばせよう

最後に同世代の子どもと遊ばせることや、少し上の年齢の子どもたちと関わらせることについてです。

これはわたしもうちの娘を見て実感があります。

4月から保育園に通わせているのですが、この8か月間の娘の言語能力の発達が著しいと感じるのです。まあそういう時期ということもあると思いますが、おそらく上のお兄ちゃんやお姉ちゃんがやっていることを家で真似して見せてくれます。娘にとって上の子たちは、自分にできないことをやってのける憧れの存在なのだと思います。そんな彼らの動き、言葉を真似ていろいろなことができるようになっていると感じるのです。(いい言動ばかりではないのが、玉にきずですが(笑))

大人が2歳の子に付き合うのは、とっても骨の折れることですが、子どもたち同士ならそれなりに力が入ることもなく自然に関わりあうことができるのも要因としてあると思います。

最後に

今回、書いた内容は本書の1ページにも満たない内容で、本筋の内容ではありません。また新井氏も本書で述べていますが、挙げたこれらの方法は、同氏が複数の自治体からヒヤリングしたり、子どもたちの観察を通して、主観と論理から導きだしたものであるとのことです。ただ、わたし自身納得できるところや身につまされるところがあったので、今回紹介しました。

本書は、どのように子どもの読解力を上げていくのか、具体例やデータをもとに分かりやすく書かれており良い本ですので、興味のある方はぜひご覧ください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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