「放課後に授業作る暇なんてないよ!」
「朱書きの教科書(指導法が書いてあるもの)を朝、急いで読んでいます!」
恐らくこんな先生も多いのではないかと思います。何を隠そう私もこんな感じになることもあります。なんなら、数年前はほぼ毎日こんな感じで追い込まれていました。
でも、涼しい顔をして、毎日準備された授業をされている先生もいらっしゃいますよね?いったい何が違うのでしょうか。
大きな違いは土曜日、日曜日の授業準備にあると考えます。今回は、どのように、どのくらい準備しているのか、土日に準備しておくことのメリットを話していきたいと思います。
どんな準備をするの?
そうは言っても、折角の休日。しっかり休みたいですよね。全部の授業を考えていたら、それだけで土日が終わってしまいそうです(泣)
なので、一つポイントを挙げます。それは、授業を準備する際に、自分の好きな教科に絞るということです。自分の好きな教科を決めたら、まず、その単元を通して、どのような力を付けたいかを考えます。算数だったら、「(2桁、3桁)÷(1桁)の割り算の筆算ができるようになる」とか、国語だったら「登場人物の気持ちを叙述をもとにとらえる」とかですかね。そして、一つの単元の流れをある程度決めてしまいます。
次に、一週間分の板書計画を作ってしまいます。ここで大切なのは、丁寧にやりすぎないことです。最終的に自分の中で授業のイメージができていたら大丈夫だと思います。
因みに僕の板書計画はまるで象形文字のように解読が困難です。
学校で配布される指導書通りに板書計画を作ってもいいのですが、個人的にはあんまり面白くないので、国語だったら「which型課題の国語授業(桂聖・編著、NS国語授業力研究会・著)」などの自分が面白いと思う指導書を見ながら作っています。自分の思いを入れながら作ることができる教科だと、楽しくなってくるので、「苦」を感じにくいです。
大体かかる時間は2時間位です。これを午前中にやってしまいます。
この習慣ができてから、午後からの解放感が半端でないです。
テンションが上がりすぎて踊りだします。「ほっほほい♬」
土日に準備することのメリット
土日に準備することのメリットは二つあります。
一つは、休日を心置きなく、楽しめるということ。もう一つは、平日、特に月曜日のしんどさが緩和されるということです。
休日にも関わらず、仕事の事を考えてしまってしんどいことってありませんか?買い物をしたり、美味しいものを食べたりしても、魚の骨が喉に突っかかるように、モヤモヤが無くならない。そんなことってよくありますよね。
結局、準備不足というモヤモヤの元を取り除かないと、休日も十分にリラックスすることができません。完璧ではなくても、ある程度見通しを持つことで、目の前の楽しみを堪能することができます。
また、月曜日がしんどい時って、大体土日に仕事モードを完全にオフにした時ですよね。エンジンを完全に切ってしまうと、アクセルを再度踏もうとすると大量のエネルギーを使います。休日と平日を完全に区分するのではなく、休日もアイドリングしつつ、平日にアクセルを踏みすぎないことが大切だとい感じます。
小学校の教員は教える範囲が広いので、全てを完璧にこなそうとすると、とてもしんどいです。でも、しんどさから何も手を付けないのでは、決して成長はありません。自分がやりたいことを選びとって、行動を起こすことで、少しずつ教師力が上がっていくのではないかと思います。
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