家庭内でもっとも大事なこと

子育て・コーチング

家庭内でもっとも大事なことは、何でしょうか。コミュニケーション?それぞれが家庭で大切にしていることはちがうと思います。

私が一番大事だと思うのは、「機嫌よくいること」です。

まあ、そりゃそうかと思われるかもしれませんが、めちゃくちゃ大事なことだと思いますので、少し聞いていただけたらと思います。

機嫌よくいることで変わること①

機嫌よくいることで変わることの一つ目は、家庭の雰囲気がよくなることです。基本的に人間は他者の感情の影響を多分に受けます。これを心理学用語で「感情伝染」と言います。家庭にいる夫婦がお互いに機嫌がよければ、その感情がうつり合って、互いにハッピーでいられますが、どちらか一方でも、不機嫌であれば、その不機嫌は相手に伝染してしまいます。

まあ、そりゃそうだって話かもしれませんが(笑)。

医療法人社団「平成医会」によると、ポジティブな感情よりも、ネガティブな感情の方が伝たわりやすく、ネガティブな感情や不安感はより伝染する力が高いそうです。出典:医療法人社団「平成医会」HP(https://heisei-ikai.or.jp/column/emotional-contagion/

自分がもし何か嫌なことがあって不機嫌になってしまったとします。しかし、それを妻や夫にぶちまけてしまうと、相手も不機嫌が伝染し、ピリピリとした雰囲気が生まれてしまうのです。

わたしが思う家庭の大きな役割は、「安心できる、守られていると思えるような場所」であるということです。不機嫌が気持ちがただよっているような空気感の中で、家庭をそのように思えるとはとても思えません。

少なくとも、自分自身は「ご機嫌」でいるために、努力をするべきだと思うのです。

機嫌よくいることで変わること②

二つ目は、心が鍛えられるということです。

常に「ご機嫌でいること」は簡単なことではありません。仕事で失敗した。車にキズがついた。犬のフンを踏んだ。ご機嫌でなくなる要因など、星の数ほどあります。

そんな中でも、自分のご機嫌をとるためには、努力が必要です。ご機嫌であり続けるという努力の過程で、自分の心も鍛えられ、逆説的にどんな時でも落ち込みにくい心が作られていくのです。

最初はぶつかることもあるかもしれません。しかし、心が鍛えられ「ご機嫌であること」を家庭の中である意味デフォルト状態にしてしまうことで、無理なく居心地のよい環境をつくることができるのではないかと思います。

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