職員室劇的ビフォアアフター（デュアルモニター編）

くるくると動かない画面、少ないメモリー、そして狭いディスプレイ。職員室のパソコンはお世辞にも「良い」と思う学校はそうはないのではないでしょうか？

わたしの学校も例にもれず、毎日毎日、先生の間で、駄目パソコンへの罵詈雑言が鳴りひびいています。

先生の作業は文章を作成するだけではなく、教材づくりにもパソコンを使うことも多く、まさに生命線です。その生命線であるパソコンの使いやすさは業務に大きくつながると確信しています。

今あるパソコンを使いやすくする方法はいくつかあるのですが、今回はその中でもわたしが効果が大きいと実感したデュアルモニターについてメリットを３つほど書いていきたいと思います。

少し検討したことのある先生も、デュアルモニターとは何ぞやというレベルの先生も「使ってみたい！」と思ってもらえたら幸いです。

デュアルモニターとは
メリット①革命的な画面の広さ
メリット②情報の比較・参照がかんたんに！
メリット③先生必須、マルチタスク能力の向上
デメリット
最後に

デュアルモニターとは

デュアルモニターとは、１台のパソコンに２台のモニターを接続して使用する環境のことです。

イメージ写真です↓

実際の職場の１２億６５００倍はおしゃれだとおもいますが、こんな感じです。

イメージはできましたか？

今職場にあるパソコンに、別のモニターを買ってHDMIケーブルなどで繋がれば、特別な設定などもなく、簡単につかうことができます。

メリット①革命的な画面の広さ

画面が広くなるというのは、それだけで作業効率を上げることにつながります。パソコン上で文字や写真が見えにくい経験はおそらく多くの先生方があると思います。

学級だよりを書く時をイメージしてください。

学級だよりを書きながら、どんな写真を選ぼうかなと考え画面分割をしました。右には学級だより、左にはフォルダに入った写真。フォルダには大量の写真が入っており、「どの写真が見栄えがいいかな」「A君目つぶっとるやん」「Bちゃん確か写真NGだったよな」とか、いろいろ見ないといけない部分があります。

しかし、画面分割をしているので、表示を特大アイコンにしてもなかなかどんな写真か分からない。しかたがないので、一つ一つ写真ファイルを開いてみてみるが、メモリ不足のパソコンで、写真を開くのにもくるくるくるくるーーーーーーー

ああああああああ！！！！

とこうなります。

これが、デュアルモニターにすると、一画面に写真を写すことができるので、わざわざ写真ファイルを開かずとも、十分に写真の詳細をみることができます。

メリット②情報の比較・参照がかんたんに！

成果物を見ながら成績をつける、ウェブ上のサイトを参考にしながら教材を作るなど、情報を比較したり、参照したりする場面はとても多いです。

これも、画面分割で行っている先生方を多く見かけます。これもエクセルの文字などが見えにくく、作業効率はとても悪いです。

中には、ウィンドウを閉じて、また開いて比較して、忘れたのでもう一回閉じて開いて・・・という先生もいます。これを繰り返していると、ロスする時間は莫大になります。

その点、デュアルモニターにすると、左に成果物、右に成績と完全に分けることができ、しかも文字も小さくならないので、見やすいですし、何よりミスが減ります。

何個もファイルを開いて、「どれがさっき見てたやつだっけ・・・」ということも減ります。

メリット③先生必須、マルチタスク能力の向上

最後にマルチタスク能力の向上です。

先生の仕事は、教材作成、学級だよりの作成、成績処理、校務分掌の書類の作成、そしてそれをしている時に、他の先生から声がかかり、新たな仕事が舞い込んでくるなど、とにかく多岐にわたり、そして柔軟にしなければなりません。

デュアルモニターがあることで、こうした仕事を同時に行うことができます。例えば、文章を書いていて、途中で他の先生に聞かないと分からないところが出てきた。しかし、その先生は席を外していて聴くことができない。こんな時にもう一つのモニターがあれば、その先生が帰ってくる間、他の業務に取りかかることもできます。

しいては、

~~プロ野球の結果をみながら、授業研究、マインスリーパーをしながら教材作成、こんなこともできちゃいます。~~　THE「職務専念義務」違反(笑)　駄目ですよ(笑)

冗談はさておき、自分は一つのことに集中できる人間ではないので、学級だよりをしながら、ちょっと飽きたら教材作成など、ノった時にノった方をするというやり方をしています。こんな時にデュアルモニターが必須だなと感じます。

最近ではオンライン研修も増えてきたので、別画面でどうしても間に合いそうにない業務をしていたり、していなかったり・・・