小学校の先生をしていると、いろいろな保護者からの悩みを聞くことがあります。
多い悩みが、「子どもが学校のことを教えてくれない」です。
たとえば、こんな場面はありませんか?

今日は学校どうだった?

別に・・・
親としては子どもの様子を知りたいのに、なかなか答えてくれない。心配にもなります。

沢〇エリカか!!と言いたくなるような返答ですね。
小学校4年生以降の子どもはとくにこのような返答をするようになる傾向があります。
思春期を迎えるという発達段階を考えてもしかたがないことではありますが、これに対してどのように返したらいいのでしょうか。

別にって…何かあったでしょ
と続けて聞いたり、(たいていの場合、答えてくれません)

あっそ…
と、話題を切り上げてしまうこともあるかもしれません。
今回は、このような場面でどのように子どもに対応したらよいのか、3つの方法をお伝えします!
この記事を読むことで、子どもが素直に質問に答えてくれたり、子どもとの関係がさらに良くなったりする人が増えると嬉しいです。
- 子どもともっと上手にコミュニケーションをとりたい
- 子どもの学校での様子や友達との関係などを知りたい
- 子どもとの関係をもっとよくしたい
方法①:いったん話題を変えよう

「何かあったでしょう?」「心配だから教えて!」と親が言ったところで、子どもの気持ちとしては、

めんどくせえな
となるのが、おちです。
ではどうしたらいいのかというと、まずは、子どもが答えやすい話題を振るのです。
例えば、

最近、マインクラフトやってるけど、どんなの作っているの?

今日のカープ(プロ野球チーム)の四番、誰だと思う?
このように、子どもが興味がある話題に変えます。子どもは嬉々として、語ってくれると思います。

学校でも、子どもは自分の得意分野の話になると、我先にと話しはじめます。
なぜ、このような手法が有効かというと、この質問によって、子どもが「自分の興味のあることを知ってくれている」「自分に関心をもってくれている」と感じるからです。
「子どもの学校の様子を知りたい」というのは親の思いであって、子どもが話したいと思っている内容ではありません。
まずは、親が子どもが話したいと思う話題を振ることによって、子どもも一方的な感じを受けず、話しやすくなると考えます。
方法②:YES・NOで答えられる質問からしてみよう

「学校はどうだった?」
と聞くと、子どもは一日を思い出し、何が楽しかったかを考えます。その上で、楽しかったことを言語化しないといけません。
「なぜ?」とか「どう?」などの質問は実は結構脳に負荷がかかるものです。学校で疲れた後とかであれば、なおさら話すのが面倒とか思うかもしれません。
なので、

学校は楽しかった?
など、YES・NOで答えられる質問を投げかけることによって、子どもが答える負担感は少なくなります。
さらに、

授業で楽しかったのはあった?
など、子どもがいくつかの選択肢から選べるような質問をすると、子どもも答えやすく、会話も続きやすいです。
方法③:子どもの言葉を沈黙で待とう

子どもが質問に答えてくれないからといって、

あっそ…
と流してしまうのも、あまりよくありません。
子どもとしては、

あんまりぼくに興味をもっていないかな?
と感じさせてしまかもしれないからです。
では、どうしたらいいかというと、
「沈黙」
です。最初の例をもう一回見てみます。

今日学校どうだった?

別に…
この後に、

そっか、でも知りたいな…
とただ、子どもの言葉を待ちます。
この時に大事なのは、あなた(子ども)のことが知りたいという思いが伝わるような表情をすることです。
- こちらから何度も質問しない
- 少し、ほほえむ
- あなたの答えを待っているよと目で合図を送る

沈黙がたえられず、つい何か言ってしまいそうになりますが、「ぐっ」とこらえてください!
子どもとしても、答えをせかされると負荷がかかりますし、面倒だなと思ってしまいます。
ただ、「あなたのことが知りたい」というメッセージを送ること、その上で子どもが考える時間をしっかりと待ってあげること。
こうすることによって、子どもも答えやすくなるのではないかと思います。
おわりに
小学生、特に中学年以降の子どもたちと接していると、すごく「自分のことを見てほしい」という思いと、それを素直に出せない思いが混ざった感情を子どもにかんじることがあります。
質問に答えてくれないだけではなく、悪態をつかれたりして、それに腹立ててしまうこともあると思います。
しかし、根っこでは「自分を見てほしい、知ってほしい」という思いがあります。
無理に答えを引き出そうとするのではなく、子どもが答えやすい質問をしたり、雰囲気をつくるなど、こちらが歩みよることで、改善に向かうのではないでしょうか?
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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